Last Love
何かと思えば、最終確認をしてきた。
少し不安そうな、心配そうな目をして。
「逃げたりしないですよ。和くんのこと、好きだから」
そう言うと、無我夢中で唇を奪われた。
その一方で、ゆっくりと服を脱がしていく。
ドキドキして胸が苦しいけど、不思議と怖いとか不安とかはなかった。
それでも、唇が離れたとたん、両手で顔を隠した。
「やっぱり、嫌?」
「……違います。恥ずかしいんです……」
怖いとか嫌とかはないけど、人に裸を見られたことなんてないから、物凄く恥ずかしい。
「何で?肌白くて、めっちゃ綺麗なんだけど……」
そんなこと、言わなくていいと思う。
そんな感想なんて、恥ずかしさが倍増するだけだから。