キュンとした瞬間。
先輩とあいあい傘

突然の雨で傘のない私は、軒下で雨宿りしていると

「傘、ないの?」
「よかったら、僕の傘に入る?」

憧れの先輩が目に前にいて

「だっ、大丈夫です!!」
「先輩に迷惑は、かけられないですし・・・」

赤面して、まともに先輩の顔も見れずにいると

「家は近く?」
「雨降ってるし、送る」

断り切れずに、結局送って貰うことに

「濡れるから、もっと近くによって」

そんなこと言われてもこれ以上は無理!!
あたふたしていると

「しょうがないな・・・」
「僕が寄るから、これ以上離れないで」

先輩は、肩が触れそうなくらい近づい来て

「あっ、その・・・」

恥ずかしすぎて慌てて元の距離まで離れようとしたら、こけそうに・・・
先輩は私の体を支えてくれて

「危なかっしいから、見てらんない」
「これからも僕が守る」



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