ラストボーイ













そうしてママは息を引き取った。





看護師さんの出入りが激しくなって、
今日で余命宣告されてちょうど2ヶ月だったと愁ちゃんママに聞かされた。






笑顔で天国へ逝ったママ。

愁ちゃんはそっとあたしを引き寄せた。






涙は流れるもあたしは意外と冷静だった。

目の前でママが死んだと言うのに、
パパの時みたいにはならなかった。







それは最後にママとパパの愛を感じたからかもしれない。








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