お面妖狐
まだピチピチ暴れてるから牙を魚に食い込ませて動きを止めた。
うむ。新鮮で美味しいな。
「狐が魚食べるところ始めてみた」
「魚も食べるんだな」
「あんな小さな体で狩もするんだな!」
しんぱっつぁん。野生は狩をしないといけないんだよ。
小さい大きい関係ないからね?
ヒョイッ
「僕風呂行ってきま~す」
え???私も?!!!!
「総司ー。その狐もかぁ?」
「なら俺もはいりてぇ!!」
「ダメです。来ないでください」
な、なぜ私も…。
***
温かい…。
冬の風で冷やされた体がいい感じに
温まってくよ。
「ふぅ…。酒臭くてたまりませんよ」
『総司はお酒苦手なんですか?』
「うん。飲めるは飲めるけど、苦手かな」