お面妖狐




セーフ。



ヒョイッ





「総司の狐じゃねぇか。なんでこんなところにいるんだ?」





じゃなかった。

全然セーフじゃない。


しんぱっつぁんに捕まった…。





「ちょうど巡察変わりだし屯所行くか」





さっきでてきたばっかりなのに…。



私はしんぱっつぁんに抱えられて、屯所に帰った。






「?あれ?白夜さん、帰ってくるのはやかったですね」


『…このしんぱっつぁんに捕まった…』


「それは災難でしたね~。
でも、いいんですか?そのしんぱっつぁんさんの前で喋っちゃっても」


『…』


「総司。これ、どういうこと…??」





最悪な明かし方かも…。





「さ。白夜さん、みんな集めて話しますよ~」


『総司の馬鹿ー』
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