お面妖狐




『チッ。行くとしたら屯所か』





走ってきた道をたどって行けばつくかな。



その場からすぐに離れて屯所に走った。



いたっ!!!


まだ乗り込んでないか、よかった。





ザッと大人数の長州の前に立つ。





【なんだ。どけ】


『お前らどこ行くつもり?』


【部外者には関係ないだろう】


『それがあるんだよ。さっき話聞いたんだけど、新撰組に行くんだよね?』





先頭の男が目を見開く。





【チッ。知られたならお前をここで殺す。
屯所もすぐそこだからな。
お前を殺したらすぐに新撰組も殺せる】


【俺達の力を知ればお前もひれ伏すだろう】





また力って。





『なら、その力を見せてみなよ』


【フッ。いいぜ?
てめぇら行くぞ!!!!!】

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