お面妖狐
10分。だいぶ減ったけど、久しぶりにこんな動くから体力も限界。身体も血が所々でてる。
【チッ。やるな。狐】
『そっちもね。3年前とは大違いだ』
【当たり前だ。3年前の鬼は力が弱かったからな。
でも、今の俺達は強い!!!】
こんな騒ぎじゃみんなが気づいちゃうじゃんか。
バレたら終わりだよね…?
ザクッ
『う"っ!!後ろから斬るなんて、せこいよ』
ズザッ
傷が治らないからイラつく。
血がダラダラと出てくるよ。
『あと5人!!』
もういいや。突っ込んじゃえ!!!
腕を切られても突っ込んで4人を殺した。
『ゲホッ…。あとお前だけ』
【く、ククッ。そんな傷だらけで俺に勝つ気?】
『そうだけど。勝てるに決まってるじゃん。
新撰組を守るにはこれぐらい怪我しておかないといけないしね』