お面妖狐
そう、そのまさか。
ポンッ
『…私…、バカな事した…』
私の膝にのってるのは毛の色が茶色の狐。
大きさは私より少し大きい。
総司は、狐になっちゃったんだ…。
『私の血…、早くどこかに捨てないと…』
でもどこに捨てれば…。
私が飲めばいいんじゃ…?
私の血なんだし!!
『よ、よし…!!!』
床に転がっているビンを手にとり、1つ蓋をとる。
『……う"ぇっ…。…で、でも!』
グッと力をいれ、グイッと自分の血液を飲んだ。
全て…。