お面妖狐

ーーそうか。総司を村に連れてきてくれ。ーー





『え？！』


「？白夜さん？」


『ううん。ごめん、なんでもない』





驚いて声に出しちゃったよ…。





ーー兄様、いいんですか？


ーーいいのさ。今日は来れるかい？ーー


ーーうん。


ーーなら、みんなで待ってるよ。ーー





そこで通信はきれた。



総司が、村に…。





『総司』


「はい」


『総司は、私達の村来たい？』


「そりゃあ行きたいですよ？白夜さんが
生まれ育った村ですもん」





断ったら無理矢理連れて行かないとダメだし、よかった。





『じゃあ、今から行こうか』


「え？？」


『兄様に連れてこいって今言われたから。
よし、行こう』





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