お面妖狐
人間からお誘い
ガサガサ
よし。木の実ゲット。
「んー。この前はここら辺にいたんだけどなぁ」
「本当にいるの?あの子」
この声は…。平助と総司?
今狐なんだけど…。
見つからないようにしないとな。
「なぁなぁ、あの木の上!!刀だぜ?!」
「たしか、あの刀はあの子の刀だったよね?」
見つけるの早すぎ。
ポンッ
草むらの中で人間に化けて首を左右に素早くふる。
『ん。この木の実私のメニューに追加だな』
食べたのは赤い木の実だった。
「あ!ほらいたよ!」
「本当ですね」
危なかった…。
『なにかよう?』