お面妖狐
【おい!化け物!!】
【町になんて降りてくんな!!!】
『うっさい。斬るよ』
【【ヒッ!!】】
怯えちゃって、人間って雑魚。
『なぁ。さっきはなしてた狐って、どこで見た』
【ど、どこって森の中に決まってるだろ!】
【てめぇらの村から遠く離れたところだよ!!】
兄様…。
『方角は?』
【に、西だ】
私と反対方向か…。
探しに行かないと。
『どうもありがとう』
ザシュッ ザクッ
油断は禁物。
こいつらを生きて返せば私が町にいると言うことがばれて終わり。
『兄様…』
今行くから!!