お面妖狐




諦めたな。





「総司、山南さんはどうした?」


「山南さんはもうすぐで来ますよ」






部屋には土方をあわせて8人いる。


知らない人が3人増えていた。





「おぉ、君が白夜君かね?」


『…そうです』






優しい顔をした人間。





「…」




私を睨んで冷静を保っている人間。





「よろしくね」





ニコッと爽やかな笑顔を見せる人間。



あの冷静な人間は苦手かな。




スー





「遅れました。すいません」






襖をあけて入ってきたのはメガネをかけた人間。

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