お面妖狐




「刀?」


「こいつらなんなんだよ!!」





二人を守りながら一気に斬った。


斬った奴は灰になり消えていく。





『こいつらは、半妖。つまり、妖怪と人間の半分ずつ。
その刀は普通の刀だから、妖怪は殺せない』


「じゃあ、白夜さんのは妖怪を殺せる刀なんですか?」


『そう。このことは秘密でね』





刀についた血を地面に振り払い、鞘におさめる。





「じゃあ」


「内緒にしてほしいなら屯所来いよ。
今から。
来なくても無理矢理連れてくからな」





と、そんな事で腕を振り払えないように強く捕まれ、屯所に連れてかれた。





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