お面妖狐



『そのまんまの意味だけど。
こいつは私の仲間』





一馬が目を見開く。





「白夜様なにをっ…」


『黙ってて』





土方も平助も総司も驚いている。


そりゃあそうだ。





「じゃあ、お前は長州、なのか?」


『…そうだとしたら。なにかするの?』





奴らの心が今乱れてる。


今、なにが起こっているか整理してるんだ。





ーーはぁ。本当に、白夜はお馬鹿さんだね。ーー





『っ!!!!』






ーー兄様…?兄様、なの?





ーーそうだよ。なんか嫌な予感がしたからね。
一馬、そこにいるみたいだね。ーー


ーーはい。


ーー少し、会話させてくれないかな?ーー


ーーわかった。

< 72 / 207 >

この作品をシェア

pagetop