お面妖狐
「それに、なんで白夜は腕から血が
でてんだよ」
『……』
ヤバい…。
『一馬…』
「はい。そのほうがいいと」
一馬私が考えてることは一緒。
それは、
「行きますよ」
『うん』
「は?!ちょっ!!!お前ら!!!!」
逃げる。
化け物とばれたら、兄様の頑張りも無駄になっちゃう。
『一馬、ごめん。巻き込んで』
「いえいえ。俺も逃げたかったですから」
後ろからは土方が走っておってくる。
どうやって逃げようか。