お面妖狐
お面をソッととり、赤い目で血をドクドクと出し倒れている長州を見る。
『ねぇ。なんで人間はこんなに馬鹿なの。
あんたらからしたら私達はいらない存在だと思う。
こっちからしてもお前ら人間はいらない存在なのにね。
どうせ、人間は妖怪には勝てない。
だから、人間が死ぬしかない。
…この世に必要ないのは人間だ。
妖怪じゃない』
お面をつけ直しまた、木を器用に使いもっと離れたところに行った。
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