お面妖狐
『ねぇ。お前らの頭は誰だ』
【はぁっ…はぁ…。狐に言うとでも思ってんのか…?】
『ふぅん。まぁ、いいや。
いつか現れると思うしね。
さよなら』
ザグッ
終わった。つまらないな。
『一馬。総司の状態は?』
「意識が薄れてきてます」
『そっか。総司にはこれで2回目かな。
一馬。下行ってていいよ』
「…いいんですか?」
『うん』
一馬が心配した顔で下に下りていった。
総司の息が荒い。
死病を治すには、、
総司。ごめんね。我慢して。
ギリッ
私は自分の歯で口の中をきり、血を口の中にためる。