お面妖狐
「そうなんですか。いやー。ビックリしましたよ~。
いきなり接吻されて口の中に流されるんですもん」
『ごめんごめん』
「それより、白夜さん、狐ですね♪」
『…あとで説明するから。
ここからでよう?』
一馬が固まっているみんなの背中を押し、
外にでて、私は人間の姿に化けてから外にでた。
「あ、またお面なのか?さっきしてなかったのによ」
『本当は私の目は見たらいけないんですよ。
死にますよ』
「うえっ?!!!」
『嘘です』
「び、びくったぁ…」
平助はいじりがいがあるんだね。
楽しいよ。
「白夜さん、あとでお話があるんですが」
ボソッと総司が耳元でそういった。
『わかりました』
私も小声で答えた。