お面妖狐
記憶操作





「で、どういう事か説明しろ。白夜」


「さっきの格好はなんなんだよ」


「お前何者?」





そんなに聞かれてもどれから答えればいいか…。
どこから答えればいいか…。





「白夜様白夜様」


『ん?』


「記憶、操作します?」ボソッ





あぁ!その手があったか!!


やっぱり、
まだバレルわけにはいかないしね。





『お願い』


「はい」





少しかわいそうだけどね。





ブワッ





「っ!!!」


「おまっ…!!!」


『一馬、記憶はあの姿の事と必要だと思う事だけ。
ほかの記憶はいじらないでね』


「わかってますよ」

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