お面妖狐
「白夜さん。隣いいですか?」
『総司…。いいよ』
総司の記憶もないんだよね。
私の本当の姿の記憶。
少し寂しいかなぁ。
なんでだろう。
「白夜さん。白夜さん、忘れてると思ってますよね?」
『え??』
「みんな忘れてた見たいですけど、
僕、しっかり覚えてます。
白夜さんが池田屋でなったあの姿」
『え?!!!』
ど、どういう事???
一馬はきちんとみんなの記憶を操作したはず…。
もしかして、、私が総司の病治したから…。
「僕だけに教えてください。
白夜さんが本当は何者なのか」
『…』
いいのかな。
教えちゃって。
別に、信用してないってわけではない。
でも、総司は人間。
妖怪は人間と全然違うし。