お面妖狐
「白夜さんが連れてかれました!!!!」
「「「はぁ?!!!」」」
「…どう言うことだ、総司」
土方さんは真剣な目で僕をみる。
馬鹿三人は呆然としている。
「白夜さんがいたところに戻ってみたら、いなくて、足跡だけが残ってました。
その足跡をたどってみたら、この白夜さんの刀とこんな紙切れだけが落ちてたんです」
「紙切れ??」
土方さんに渡すと、また、土方さんはシワを寄せた。
「羅刹…。白夜と関係しているのか?」
「多分そうです。
それに、この刀。白夜さんは寝るときも離しませんでした。
そんなに大事にしている刀を地面に置いていくなんてあり得ません」
白夜さんはどこにいったのかわからない。
羅刹が関係しているのかもしれない。
「チッ。明日から探るぞ!!!!
今日は明日のために休んどけ。なにがあるかわからん」
「でもっ…!!!白夜が!!!」
「そうだぞ!!!」
「今すぐにでも助けにいかねぇと!!」