愛のカタチ
第一章
君という存在
3月20日 終業式
「1年生最後の日に日直とか私ってばついてるっ!」
私はるんるんしながら職員室へ向かった。
あれ?あれれ??
前から何か、ものすごい勢いで走ってきてる....
「ちょー!どいてどいてどいてどいてどいて!!!」
「ふぇ?!」
ドンっ
その瞬間、私の記憶は消えた。
「んー.......っ?!」
「ごめん!バイト遅れそうで急いでて全く見えなかった」
むくりと体を起こしたら私はベットの上。そして目の前にはメガネ男子という言葉がよく似合いそうな大きな男の人。
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