Is you is or is you ain't my baby?
今までありがとうございました
時間はすでに夜の8時を過ぎていた。
ガランと静かになったオフィスで、京極は荷物の整理をしていた。
「えーっと、これが処分するもので…」
段ボールには必要なもの、45リットルのゴミ袋にはいらないものと言うように仕分け作業をしながら、京極はデスクに入っている荷物の整理をしていた。
「京やん、これはどうする?」
その声に視線を向けると、書類の束を手に持った若菜がいた。
彼女が手に持っている書類は今年の春に発売されたランジェリーの資料だった。
その資料は、この会社のデザイン課に入社して4年目にかなった夢と汗と努力の塊だ。
「いらない、捨てといて」
そう言った京極に、
「そう…」
若菜は寂しそうに返事をした後、書類をゴミ袋に入れようとした。
「何だったら、若菜が持っててもいいよ?
何かの役に立つ時がくるだろうし」
京極は言った。
ガランと静かになったオフィスで、京極は荷物の整理をしていた。
「えーっと、これが処分するもので…」
段ボールには必要なもの、45リットルのゴミ袋にはいらないものと言うように仕分け作業をしながら、京極はデスクに入っている荷物の整理をしていた。
「京やん、これはどうする?」
その声に視線を向けると、書類の束を手に持った若菜がいた。
彼女が手に持っている書類は今年の春に発売されたランジェリーの資料だった。
その資料は、この会社のデザイン課に入社して4年目にかなった夢と汗と努力の塊だ。
「いらない、捨てといて」
そう言った京極に、
「そう…」
若菜は寂しそうに返事をした後、書類をゴミ袋に入れようとした。
「何だったら、若菜が持っててもいいよ?
何かの役に立つ時がくるだろうし」
京極は言った。