Love Place
「な、何……?」
「私はその人のことが好きだったけど。
でも、この人はこんな人で、それを見抜けなかった私も悪い。
だからこの経験を次に生かそう、って思ったの。
私だって……辛かった。
でも、それでもちゃんと立ち直ってる」
「朱、里……」
「私は莉茉に幸せになってもらいたいの。
だからね、、、
莉茉、もう過去のことは忘れてみない?
いつまでも過去のトラウマに囚われてたら、出来ることだって出来ないわ。」
私だって……
「私……、何度か忘れようとしたの…。
でもっ‼出来なかった…」
「うん。知ってるよ、莉茉が頑張ってたこと。
だって大学の頃から一緒だもの。今が25歳だから、かれこれ7年間の付き合いだよ?知らないことがあるんなら悲しいぐらいだよ。
だからさ、今回の同窓会でちゃんと吹っ切れるようにしてみたらいいんじゃない?」