Love Place
すると、あからさまに動揺している朱里。
「な、何で……何で分かるのっ!?」
それは……。
「さっき朱里言ってたじゃん。
私たち、何年一緒にいるのよ」
「ま、まぁそうだね…。
でもさ、私ってそんなに分かりやすい?」
「うーん…そうでもないけど。
やっぱ長年の付き合いだからかなぁ?」
「そっか…。」
それから。
私は朱里の恋話を根掘り葉掘り聞いたりして。
朱里もまた、私のことを同じように聞いてきた。
そしてそれからも、
その夜を二人で楽しく過ごした。