「あ!こっち見た~!」



「黙れやマジで!!!!!」



え、なんか凄いいっぱいいるじゃん…



6人くらいかな?



「おーい!捺美ちゃ~ん!こいつが捺美ちゃんと喋りたいって言ってるからちょっと来てくんな~い?」



「おい!マジでやめろって!」



え…どうしよう。ちょっと怖いな…



私、地味な性格だから男の子と喋ることなんてめったにないのに…



「えっと…授業の宿題するの忘れてて、今やらなくちゃなので……すいません!!!」



「大丈夫だよ!こいつら怖かったでしょ。ごめんね?」



「い、いえ。大丈夫です。」



あの人、いい人だぁ!!!天使に見えた~!



「捺美ー!って、今頃宿題やってんの!?あれ?書いたふり!?意味わからん!(笑)」



「亜実ー!!!!もうちょっと早く来てよね!!!」



「なんで!?」



「男の子たちが話しかけてきたの…」



「あぁ~、捺美、男子にはコミュ障だもんねぇ~。もうちょっと早く戻りたかったんだけどさぁ!好きな人いてさっ!」



「好きな人って誰!?聞いてない!!!」



「教えてほしい??なーんてね!付き合えたら教えてあっげる~!」



「けちー!」
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