恋

「いただきまーす！」


みんなの大きな声で給食が始まった



「ん～！美味しい～♪」



「捺美、顔ニヤけすぎ」



「だって～！美味しいんだもん！！！」



「本当、幸せそうな顔して食べるね」



「あったりまえじゃーん！」



私はもくもくと大好きなカレーを食べていた。



「捺美ちゃ～ん♪」



えっ…なんか、聞こえたような…



「捺美っ、誰か呼んでる」



あぁ、幻聴だと思ったのに…



「お～い！なっつっみっちゃーん！」



あぁ！もう！せっかくの美味しいカレーが最悪じゃん！！！！



みんなこっち見てるし、亜実も心配そうな顔してる…



怖いけど…行くしかないか…



「亜実、ちょっと行ってくるね」



「えっ、捺美、大丈夫なの？」



「大丈夫だよ！すぐ戻ってくるね」



「うん。頑張って…」



よしっ！頑張ろう！！！