イジワル同期とルームシェア!?
「文……」
大士朗が私を呼んだ。ひどく狼狽した声音だ。
そりゃ、そうだよね。元カノのラブシーンに遭遇したんだもん。
「……よぉ、大士朗。おまえを待ってたんだよ」
私の横から、ひどく低い声が聞こえた。元希が私の首筋から顔を上げた。
大士朗はその時ようやく元希の顔を見たようだ。
「っい……元希……」
私は驚いた。
大士朗の顔色が見る間に変わったからだ。
それまでの狼狽は種類を変え、顔面は蒼白。唇はワナワナ震えている。まるで幽霊にでも会ったみたい。
「なんか、俺のアヤに手ぇ出してくれたみたいじゃん」
「え?え、いや、そんなバカなこと……。違うんだ、元希!」
「知らなかったのか?俺とアヤが1年以上付き合ってたって」
大士朗はええ!?と驚愕の声をあげる。
私も知らなかったよ。そういう設定なんですね、元希サン。
大士朗が私を呼んだ。ひどく狼狽した声音だ。
そりゃ、そうだよね。元カノのラブシーンに遭遇したんだもん。
「……よぉ、大士朗。おまえを待ってたんだよ」
私の横から、ひどく低い声が聞こえた。元希が私の首筋から顔を上げた。
大士朗はその時ようやく元希の顔を見たようだ。
「っい……元希……」
私は驚いた。
大士朗の顔色が見る間に変わったからだ。
それまでの狼狽は種類を変え、顔面は蒼白。唇はワナワナ震えている。まるで幽霊にでも会ったみたい。
「なんか、俺のアヤに手ぇ出してくれたみたいじゃん」
「え?え、いや、そんなバカなこと……。違うんだ、元希!」
「知らなかったのか?俺とアヤが1年以上付き合ってたって」
大士朗はええ!?と驚愕の声をあげる。
私も知らなかったよ。そういう設定なんですね、元希サン。