イジワル同期とルームシェア!?
シャワーを浴びたら、今日の午後は何をしようかな。明日は元希が出かける用事があるらしい。

せっかくだから、午後は二人でできることでも……。
そう考えて首をブルブルと振る。

なーにを言っとるか、私は。

恋人同士じゃないんだから『一緒に過ごそうね』的考えをナチュラルにしちゃいかんでしょーが!

そうそう、元希は詳しく言わないけど、明日の外出だって、案外どこかの婦女子とおデートかもしれないしね。


「アヤー、シャワー空いたぞー」


元希が廊下で言っている。
私は返事をして、着替えを取りに部屋に戻った。



シャワーを浴びてサッパリしリビングへ。
気分もスッキリとおもいきや、目前の光景にびっくりする私。

なんと、元希がリビングに投げ出した私の布団で転がっているではないか。


「ちょっと!元希!なんで寝てんのよ」


お布団というプライベートスペースを侵され、途端に慌ててしまう。
だって、匂いとか!ねぇ!?

以前の引越しの時、運んではもらったけれど、寝ていいとは言ってない!


「大丈夫、髪は乾かしたから」


「そういうことじゃなくて!」


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