イジワル同期とルームシェア!?
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「……そんなこと言われて、ハイなんて頷くと思ったんですか?」
場の空気を一撃で冷えたものにするのは涼子の声。
私たちの前には物流部の先輩、三谷さんが硬い表情で座っている。
私と涼子は月曜の終業後、三谷さんに呼び出された。
同性の先輩の呼び出しといっても、今回立場が弱いのは三谷さんの方。
案の定、汐留シティセンターのアメリカンなカフェで待っていた三谷さんは、おどおどと私たちの顔色を伺っていた。
「昨日の件なんだけど……」
オーガニックアイスハーブティーとやらが3つ届いてから、ようやく三谷さんが口を開いた。
「田中部長との件ですよね。今さら、言い訳しても無駄ですよ」
涼子がバッサリと話を両断する。
「噂では聞いてましたけど、やっぱりねーって感じです」