イジワル同期とルームシェア!?
鍵と小さなバッグを手に玄関に向かう。
がちゃりと鍵穴が回る音。私じゃない。
私が目を瞠っていると、ドアが開いた。
「あれ?アヤ、コンビニでも行くのか?」
そこには元希がいた。
五体満足で、いつも通りの元希が。
「LINE……」
呆然と言う私に元希があっと言う顔をした。
「わり、さっき見た。いや、大変だったんだよ。おまえ、ニュース見た?湾岸線の事故の」
私の反応を待たずに、元希は話す。
いつも通りとは思っていたけれど、元希の様子は普段よりずっとくたびれている。
くしゃくしゃのスラックスに、汗で張り付いたワイシャツ。
顔には疲労が滲んでいる。
「トレーラーとぶつかったの、うちの物流のトラック!一報来てから、俺と物流部の小里さんとで、ずーっと対処だよ!情報集めて、安否確認して、焼けた積荷の確認と再手配して。幸い、あの事故、怪我人は出てるけど、命にかかわるほどの重傷者はいなくて……」
がちゃりと鍵穴が回る音。私じゃない。
私が目を瞠っていると、ドアが開いた。
「あれ?アヤ、コンビニでも行くのか?」
そこには元希がいた。
五体満足で、いつも通りの元希が。
「LINE……」
呆然と言う私に元希があっと言う顔をした。
「わり、さっき見た。いや、大変だったんだよ。おまえ、ニュース見た?湾岸線の事故の」
私の反応を待たずに、元希は話す。
いつも通りとは思っていたけれど、元希の様子は普段よりずっとくたびれている。
くしゃくしゃのスラックスに、汗で張り付いたワイシャツ。
顔には疲労が滲んでいる。
「トレーラーとぶつかったの、うちの物流のトラック!一報来てから、俺と物流部の小里さんとで、ずーっと対処だよ!情報集めて、安否確認して、焼けた積荷の確認と再手配して。幸い、あの事故、怪我人は出てるけど、命にかかわるほどの重傷者はいなくて……」