イジワル同期とルームシェア!?
「違うんですよ!たまたま、プールに行くって話になって!……すみません、青海さん!」
渡辺さんは慌てて弁解をしつつ、後ろの元希に謝る。私のせいで誤解されちゃってスミマセンって意味かな。
ああ、この子、元希のことが好きなんだ。
そういえば、涼子が言ってたな。元希を狙ってる女子はいるって。
「どーもー、誘われちゃったから、来ちゃいましたー。……って、オイオイ。なんで俺を誘わないかな、同期諸君」
元希はへらへらといつもの調子だ。
答えに窮している涼子に代わり、努くんが答える。
「悪い、誘ったつもりでいた。俺の勘違いだ。でも、来てくれて嬉しい」
「マジか。よかった、ハブられてなくて~」
元希が陽気に笑い、周囲も笑う。
ああ、職場ならともかく、こんなところで顔をあわせることになるなんて。
「チケット足らないだろ?俺、買ってくから、先入ってて」
飛び入り参加になる元希だけチケットがない。元希にうながされ、メンバーが入り口に向かい進みだす。
私ひとり、視線を合わせないまま、園内に入場した。
渡辺さんは慌てて弁解をしつつ、後ろの元希に謝る。私のせいで誤解されちゃってスミマセンって意味かな。
ああ、この子、元希のことが好きなんだ。
そういえば、涼子が言ってたな。元希を狙ってる女子はいるって。
「どーもー、誘われちゃったから、来ちゃいましたー。……って、オイオイ。なんで俺を誘わないかな、同期諸君」
元希はへらへらといつもの調子だ。
答えに窮している涼子に代わり、努くんが答える。
「悪い、誘ったつもりでいた。俺の勘違いだ。でも、来てくれて嬉しい」
「マジか。よかった、ハブられてなくて~」
元希が陽気に笑い、周囲も笑う。
ああ、職場ならともかく、こんなところで顔をあわせることになるなんて。
「チケット足らないだろ?俺、買ってくから、先入ってて」
飛び入り参加になる元希だけチケットがない。元希にうながされ、メンバーが入り口に向かい進みだす。
私ひとり、視線を合わせないまま、園内に入場した。