イジワル同期とルームシェア!?
「アヤ、少し痩せた?」
不意に元希が言った。並んで扉に向かっているので、私の顔は見ていない。
私も元希を見ずに扉を見つめて答える。
「変わんないと思うけど」
「そうか?顔、ちっさくなってるぞ。ひとりだからってメシ作るのサボるなよ?」
「はは、元希といた時が食べ過ぎだったんだよ。同じくらい食べちゃってたもん」
そこで会話が途切れた。
何か話さなきゃ。気まずいのは本意じゃない。
私たちはただの同僚。
最初から何もなかった。キスもハグも、告白も。
だから、普通に楽しく話せるはずだ。
自分に暗示をかけるけれど、うまく口は動かない。
「アヤ」
エレベーターが7階についた時に元希が私の名を呼んだ。ドアが開くと、そこには会議の準備をしている総務の社員が何人も行き来している。会議室は目と鼻の先だ。
元希はそれ以上、何も言わなかった。
不意に元希が言った。並んで扉に向かっているので、私の顔は見ていない。
私も元希を見ずに扉を見つめて答える。
「変わんないと思うけど」
「そうか?顔、ちっさくなってるぞ。ひとりだからってメシ作るのサボるなよ?」
「はは、元希といた時が食べ過ぎだったんだよ。同じくらい食べちゃってたもん」
そこで会話が途切れた。
何か話さなきゃ。気まずいのは本意じゃない。
私たちはただの同僚。
最初から何もなかった。キスもハグも、告白も。
だから、普通に楽しく話せるはずだ。
自分に暗示をかけるけれど、うまく口は動かない。
「アヤ」
エレベーターが7階についた時に元希が私の名を呼んだ。ドアが開くと、そこには会議の準備をしている総務の社員が何人も行き来している。会議室は目と鼻の先だ。
元希はそれ以上、何も言わなかった。