イジワル同期とルームシェア!?
「ずっと、新人研修の時からアヤが好きだった。ずっとアヤの心に食い込むチャンスを狙ってた。チャンスを逃して大士朗に横からかっさらわれてたって知った時は発狂しそうだった。おまえが失恋したなら、その傷に付け込んででも俺のものにしたかった」
元希の口から出る愛の言葉に胸がいっぱいになる。
そんなふうに想っていてくれたのだ。鈍い私は、ずっと無神経で意地悪なヤツと思っていたのにね。
「おまえが出て行ってから、毎日会えるチャンスを狙ってた。どうにか、もう一度おまえの視界に入りたくて必死だった。だけど、会えばうまく喋れない。おまえに迷惑がられるのが怖くて、自分から目を逸らしてばかりだった。会いたくて、何か話したくて、もう一度触れたくて。時間が戻るならやり直したかった。好意なんか見せず、いつまでも同期の距離で一緒に暮らせたら、どんなに幸せかって……」
元希が悲痛に呟いて、私の髪に顔を埋める。
離れている間の気持ちは、私も元希も変わらなかったんだ。
言葉にすれば、こんなに簡単にわかることなのに、なんてもったいない日々だったんだろう。
「元希……でも私、元希に言ってもらえなかったら気付けなかった。自分の気持ち。元希が好きだって」
「鈍いもんな、おまえ。だけど、今日来てくれた。なあ、俺のこと好きって本当?」
私は力強く頷く。
何度言ったっていい。私は元希が好き。
元希の口から出る愛の言葉に胸がいっぱいになる。
そんなふうに想っていてくれたのだ。鈍い私は、ずっと無神経で意地悪なヤツと思っていたのにね。
「おまえが出て行ってから、毎日会えるチャンスを狙ってた。どうにか、もう一度おまえの視界に入りたくて必死だった。だけど、会えばうまく喋れない。おまえに迷惑がられるのが怖くて、自分から目を逸らしてばかりだった。会いたくて、何か話したくて、もう一度触れたくて。時間が戻るならやり直したかった。好意なんか見せず、いつまでも同期の距離で一緒に暮らせたら、どんなに幸せかって……」
元希が悲痛に呟いて、私の髪に顔を埋める。
離れている間の気持ちは、私も元希も変わらなかったんだ。
言葉にすれば、こんなに簡単にわかることなのに、なんてもったいない日々だったんだろう。
「元希……でも私、元希に言ってもらえなかったら気付けなかった。自分の気持ち。元希が好きだって」
「鈍いもんな、おまえ。だけど、今日来てくれた。なあ、俺のこと好きって本当?」
私は力強く頷く。
何度言ったっていい。私は元希が好き。