イジワル同期とルームシェア!?
『確かに、青海は同期の中では仲良いほうだし、飲み会ではだいたいおんなじ輪にいるし、友達も共通してるし……。仕事の面では、頼りにはなる……と思ってる』


『だろ?俺の提案なら信用あると思わない?』


でも、私たち男女なんだよ?
一つ屋根の下に男女って、流行の設定かもしれないけど。
その設定、後に確実に恋仲になってるから!

たとえ恋は生まれなくても、過ちのひとつくらい起こっても不思議ではなく……。

といった不安要素を口に出せずにいる私。
なんか、自意識過剰っぽいじゃない。

すると、先回りして青海が言った。


『あ、安心しろ。ブンに手を出すほど、餓えてないから』


餓え……。
飢餓状態でないと、私なんか食べる気しないってか?
< 30 / 323 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop