イジワル同期とルームシェア!?
うーん、潜入社員生活に楽しい同僚ができてしまった。研修の1ヶ月は退屈だと思っていたけど、ブンを構い倒しているうちに終わりそうだ。
「青海くん、よければなんだけど」
不意に、横でブンが口を開いた。
見れば、ブンは小さなタッパーに入ったいちごを差し出している。
「食べない?」
「え?いいの?」
「うん、ひとりでここに座ってみたものの、実は後悔してたの。会社の人たちに見られたら恥ずかしいなぁって。寂しいランチタイムにならなかったのは青海くんのおかげだから」
俺はいちごをひとつつまみ、口に放り込む。
「うん、甘い。いちご好きなんだ。サンキュ」
俺の言葉に、ブンが嬉しそうにふわっと笑った。
無防備な子どもみたいな笑顔だ。
それは困った顔とはまた違って、胸にぐっとくるものがある。
「青海くん、よければなんだけど」
不意に、横でブンが口を開いた。
見れば、ブンは小さなタッパーに入ったいちごを差し出している。
「食べない?」
「え?いいの?」
「うん、ひとりでここに座ってみたものの、実は後悔してたの。会社の人たちに見られたら恥ずかしいなぁって。寂しいランチタイムにならなかったのは青海くんのおかげだから」
俺はいちごをひとつつまみ、口に放り込む。
「うん、甘い。いちご好きなんだ。サンキュ」
俺の言葉に、ブンが嬉しそうにふわっと笑った。
無防備な子どもみたいな笑顔だ。
それは困った顔とはまた違って、胸にぐっとくるものがある。