イジワル同期とルームシェア!?
「する!するわよ?きちんと最初にテストする。でもね、ずーっと思ってたの。一緒にあちこちグルメ散策ができる妹がほしいなぁって。元希の奥さんになるなら、私の妹も同然よね?ね、ね?」
熱心に言い募る毬絵さんに、私は笑顔で頷く。
大士朗とは破局したので、正式に義理の妹にはなれませんが、心の妹くらいにはなれる見込みです。
てか、これは第二の涼子の予感。
同じ種類の『連れまわしたい欲』を感じる。
「ね?来週は銀座にしましょう?洋司は甘いものが駄目だし、大士朗の馬鹿は論外だし、元希はもう文さんのものだから、おいそれと連れ出すわけにもいかないわ。だから、文さんと私がふたりで行くのが一番いいのよ!」
やや天然なのか、毬絵さんはわくわくと言い切る。
断れません。そんなキラキラ輝く笑顔で言われたら。
「はい、行きます」
「わあ、よかった!……じゃ、それはそれとして、そろそろ続きを始めましょうか」
毬絵さんが凛々しいモードに戻ったので、私は慌てての残りのスコーンを口に詰め込んだのだった。
熱心に言い募る毬絵さんに、私は笑顔で頷く。
大士朗とは破局したので、正式に義理の妹にはなれませんが、心の妹くらいにはなれる見込みです。
てか、これは第二の涼子の予感。
同じ種類の『連れまわしたい欲』を感じる。
「ね?来週は銀座にしましょう?洋司は甘いものが駄目だし、大士朗の馬鹿は論外だし、元希はもう文さんのものだから、おいそれと連れ出すわけにもいかないわ。だから、文さんと私がふたりで行くのが一番いいのよ!」
やや天然なのか、毬絵さんはわくわくと言い切る。
断れません。そんなキラキラ輝く笑顔で言われたら。
「はい、行きます」
「わあ、よかった!……じゃ、それはそれとして、そろそろ続きを始めましょうか」
毬絵さんが凛々しいモードに戻ったので、私は慌てての残りのスコーンを口に詰め込んだのだった。