イジワル同期とルームシェア!?
マンションにたどり着き、15階の私たちの部屋へ。
鍵穴に鍵を突っ込む。私が回す前に鍵が勝手に回り、ドアが開く。
顔を出したのは元希だ。
「お帰り。昼飯、今できるよ」
「あー、ありがとう」
土曜の午前中、私が毬絵さんの講義を受けて帰ってくると、たいてい元希はお昼を作っておいてくれる。
ランチに行く日は事前に断るんだけど、そうでなければ元希特製の遅めのランチをふたりで摂るのがここ最近の定番。来週は銀座だし、いらないって言わないとなぁ。
靴を脱ぐと室内はごま油のいい香りに満ちていた。
「今日のお昼はなにー?」
「中華定食!ネギチャーハンと餃子!」
元希が威張る。
威張っていいくらい、元希の料理は上手だ。いや、最近前より上達した。本人曰く、私に食べさせることに喜びを見出しているそうだ。
私の周り、私を構ってくれる人ばかりで申し訳ないなぁ。
元希といい、毬絵さんといい、涼子といい……。
テーブルの上にはホカホカのチャーハンと餃子。
餃子も手作りだね、これは。
鍵穴に鍵を突っ込む。私が回す前に鍵が勝手に回り、ドアが開く。
顔を出したのは元希だ。
「お帰り。昼飯、今できるよ」
「あー、ありがとう」
土曜の午前中、私が毬絵さんの講義を受けて帰ってくると、たいてい元希はお昼を作っておいてくれる。
ランチに行く日は事前に断るんだけど、そうでなければ元希特製の遅めのランチをふたりで摂るのがここ最近の定番。来週は銀座だし、いらないって言わないとなぁ。
靴を脱ぐと室内はごま油のいい香りに満ちていた。
「今日のお昼はなにー?」
「中華定食!ネギチャーハンと餃子!」
元希が威張る。
威張っていいくらい、元希の料理は上手だ。いや、最近前より上達した。本人曰く、私に食べさせることに喜びを見出しているそうだ。
私の周り、私を構ってくれる人ばかりで申し訳ないなぁ。
元希といい、毬絵さんといい、涼子といい……。
テーブルの上にはホカホカのチャーハンと餃子。
餃子も手作りだね、これは。