イジワル同期とルームシェア!?
そう、ハードなんだよ。
でも、元希のお嫁さんとして、そのくらいはやっておくのが当然なんだよね。

自分から望んだことだし、苦痛ではないんだけれど、不安という違和感は一度感じるとなかなか心から出て行かない。



昼食を食べた私たちは、毬絵さんがくれた紅茶をお供に、テレビに向かいゲームの体勢になった。

小1時間ほど元希に付き合ってゲームに参加していた私だけど、いいかげん飽きました。っていうか、やっぱり下手なんでやめさせてもらった。

元希がゲームしてくつろいでいる横で、毬絵さんにもらった資料と自分でとったメモを見比べ、来週の特製テストに備えることにした。


「どう、覚えられそう?」


ややして、元希が画面を見たまま聞いてきた。
私は頷く。


「うん、大丈夫」


「一応聞くけど、無理してないか?」


元希の言葉にドキリとする。
無理はしてない。してないけれど……。


「私……本当に元希に相応しい女性になれるのかなって……たまに思う」
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