イジワル同期とルームシェア!?
元希の唇が柔らかく、私の首に押し付けられた。音をたてながら、私の耳朶や鎖骨を動き回る。
しっとりと熱を帯びた唇から、元希の本気が伝わってくる。


「アヤはもう、一生俺のものなんだよ?たとえ、おまえがスッゲー馬鹿で、ホテルの経営に関わるくらいの失敗をしたとしよう。そんなの、いくらだって俺がフォローする。俺から離れるのは許さない」


「ちょ……元希、待って」


「待たない。何年も待ったし、その間に他の男にかっさらわれてるし。もう、絶対、待たない」


元希は子どものように言い切って、私の唇を奪った。
さきほどの強引なキスより、もっと激しくて濃密なキス。

震えるほど艶やかなキスを交わしながら、抜け目ない元希の手が私のニットを乱す。オフショルダーなんか着てるもんだから、すぐに肩がニットからはみ出してしまった。

その肩に、元希が噛み付いた。


「やっ……!痛いよ、元希」


「俺のものって印つけとかなきゃ」


甘噛みなんてもんじゃない。しっかり歯型がつくまで私の左肩を味わうと元希が顔を上げた。
ぺろりと舌なめずりした顔がものすごくセクシーで、否応なく胸が高鳴る。
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