イジワル同期とルームシェア!?
②
帰り道、コンビニでビールとおつまみのナッツを買った。
お昼が早かったからお腹が減ってきている。
ピザまでお腹をごまかそうと、ヨーグルトのドリンクパックも購入。
昨夜からお邪魔している青海の部屋に戻ると、換気をして冷房を入れる。
それから、リビングに面した私の借家部屋に入り、お布団にダイブした。
あー、知らないところでこのお布団だけが私の身内って感じがする!
たーだーいーまー!
大士朗の部屋にひとりで住んでいた時も、このお布団があったから暮らせたんだ。
帰ってこない恋人を、ダブルベッドで待っていたら哀れすぎる。
私はゲストルームの端っこにこのお布団をひいて、大士朗のセレブマンションで1ヶ月暮らしていた。
思えば、ほんの数回しか帰ってこなかった大士朗とは恋人同士の同棲ではなかった。
行き場のない私を気まぐれに置いてくれただけ。
その頃には、大士朗の心はとっくに私から離れていたんだろう。
付き合いが終われば住まわせてもらう理由もない。