イジワル同期とルームシェア!?
でかいハンバーガーと山盛りポテトフライとオニオンフライのごっさり乗ったサラダで昼食にする。


「アヤ、あの年季入った布団は買い換えなくていいのか?」


元希がアイスコーヒーを飲みながら聞いてくる。
私はとんでもないと首を振った。


「私の落ち着ける場所なの。簡単に換えられないの」


「おまえ、小さい頃、お気に入りの毛布かタオルを持ち歩くタイプだっただろ」


どうしてわかるんだろ。
……当たりですけど。


「せっかくだからダブルベッドでも買おうかと思ったのに」


元希の珍発言にジュースを持ち上げる手が止まる私。
ハイハイ、何言っちゃってんの?こいつ。


「ダブルベッドで眠る両名は誰よ」


「もちろん、俺とアヤ」


「熱中症かな、頭ぼーっとしてるんじゃない?」


私が冷たい目で見ると、元希はしれっと答える。


「本気本気。せっかく仮想結婚生活してるんだから、一緒に眠るのもアリじゃね?」
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