君に恋していいですか?
「いや…あの…こんな服、着て行くとこもないし…。」

恥ずかしそうにカーテンで自分の体を隠そうとする薫に、梨花は事も無げに言い放つ。

「デートで着たらいいじゃないですかぁ。」

「さっきも言ったけど、そんな人いないし。」

恥ずかしそうにうつむく薫に、志信はまた見とれている。

(かっ…かわいい…!!オレならいつでも喜んでデートするけど!!って言うか、して下さい!!)

「男と女なんて、いつどうなるかわかりませんよ?」

梨花の意味深な微笑みに、薫はまた真っ赤になった。

「変な事ばっかり言わないで…。とりあえず、これはいい…。やっぱりこういう服は落ち着かないから…。もう着替えるね。」



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