君に恋していいですか?
「あぁ…なるほどね。じゃあ…長野さんが女王様って事で。」

「お姫様がいいんだけど…まぁいっか。笠松さんのお姫様は梨花じゃないですからねぇ。」

「長野さん!!」

志信は梨花に向かって、余計な事は言うなと人指し指を口元に当てた。

「ハイハイ、照れ屋さんですねぇ。じゃあ…どうしよ。卯月さんが勝ったら…卯月さん何か欲しい物ないですか?」

「ないよ。強いて言えばタバコが欲しい。」

「タバコですかぁ…。笠松さんは?」

「オレも同じかなぁ。」

「もうっ!!全然面白くないです!!やっぱり私が考えますから!!」

「えぇっ…。」

一体何をさせられるのかと薫と志信は不安そうに顔を見合わせた。


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