君に恋していいですか?
「なんか…いろいろありすぎて、1日が長かった気がする。」

「まさかこういう展開になるとはな。」

(オレはすっげぇラッキーだったけど…。)

薫がスポンジで食器を洗い、志信が水で泡をすすぎ落とした。

たくさんあった汚れた食器は、思いのほか早く洗い終わった。

「二人でやると早いね。」

「役に立ったなら良かった。」

「ケーキ食べようか。コーヒーでも入れる?まだビールもあるけど…。」

「ビール飲みたいけど…とりあえず、ケーキにはコーヒーかな。」

「そうだね。そうしようか。」

薫の入れたコーヒーを飲みながら、二人でケーキを食べた。

「ケーキなんて久し振り。」

「オレもだ。」

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