君に恋していいですか?
好きだと言えば、受け入れてくれただろうか?

やっぱりダメだと拒まれただろうか?

唇で唇を塞いで、この手で肌に触れて、身体中に舌を這わせて、薫の中を自分でいっぱいにして、心も体も、声も吐息も体温さえも、薫のすべてを自分だけのものにしたい。

一緒にいるほど好きになって、触れたい気持ちが抑えきれなくなっていく。

誰にも薫を取られたくない。

いつも隣で笑っていて欲しい。

自分がどれだけ薫が好きなのかを伝えたい。

そして、薫にも自分を好きになって欲しい。

(このままただの同期のふりして仲良くなんてできないよ…。オレは卯月さんの事、一人の女性としてしか見られない…。)



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