君に恋していいですか?
SS部と販売事業部のメンバーがほぼ揃った頃、店員がオーダーを取りに来た。
甘いカクテルや果実酒をオーダーする女性社員が多い中、薫はとりあえず生ビールをジョッキでオーダーした。
「さっすが卯月さん、男前ですねぇ。」
隣の席の梨花が楽しそうに笑う。
「は…?みんなもビールくらい、普通に飲むでしょ。」
「私、お酒弱いんですよぉ。甘いのしか飲めなくて。」
(弱いのになんで飲み会に来るの?目当ては…男か…?)
「私は逆だから。甘いお酒ダメで。」
「うわぁ、おっとなー!!強いんですか?」
「普通…だと思う。」
しばらくして、運ばれて来たお酒で乾杯をして飲み会は始まった。
薫はジョッキの生ビールをグイグイ飲みながらテーブルの上に並んだ料理を口に運ぶ。
周りを見ると、部署を越えて若い社員同士が料理そっちのけで楽しそうに談笑している事に気付いた。
(やっぱりみんな、そっちがメインなんだ。みんなが食べないんなら、私がぜーんぶ食べちゃうぞーっと。)
甘いカクテルや果実酒をオーダーする女性社員が多い中、薫はとりあえず生ビールをジョッキでオーダーした。
「さっすが卯月さん、男前ですねぇ。」
隣の席の梨花が楽しそうに笑う。
「は…?みんなもビールくらい、普通に飲むでしょ。」
「私、お酒弱いんですよぉ。甘いのしか飲めなくて。」
(弱いのになんで飲み会に来るの?目当ては…男か…?)
「私は逆だから。甘いお酒ダメで。」
「うわぁ、おっとなー!!強いんですか?」
「普通…だと思う。」
しばらくして、運ばれて来たお酒で乾杯をして飲み会は始まった。
薫はジョッキの生ビールをグイグイ飲みながらテーブルの上に並んだ料理を口に運ぶ。
周りを見ると、部署を越えて若い社員同士が料理そっちのけで楽しそうに談笑している事に気付いた。
(やっぱりみんな、そっちがメインなんだ。みんなが食べないんなら、私がぜーんぶ食べちゃうぞーっと。)