君に恋していいですか?
「先週の土曜日、笠松の家で鍋やろうって事になってさ。うちの部署の男ばっかり4人集まったんだけど…。これ。」
石田はジュエリーショップの小さな紙袋を差し出した。
「これ?」
「なんかな…笠松、卯月さんにフラれたらしい。」
「ええっ?!」
梨花は驚いて、思わず声をあげた。
「部屋の隅にポイッと放ってあった感じなんだけど…。これなんだ?って聞いたら、もう必要ないから、彼女にでもあげてくれって。中見ようとしたら、慌てて中からなんか取り出してゴミ箱に捨てて…。気になったから、後から笠松が目を離してる隙にそれ拾ったら、これだったんだ。」
石田は紙袋を開いて、くしゃくしゃになった封筒を取り出した。
「後でよく聞いてみたら、ハッキリとフラれたわけじゃないんだ。アイツ、多分卯月さんには何も言ってない。」
石田はジュエリーショップの小さな紙袋を差し出した。
「これ?」
「なんかな…笠松、卯月さんにフラれたらしい。」
「ええっ?!」
梨花は驚いて、思わず声をあげた。
「部屋の隅にポイッと放ってあった感じなんだけど…。これなんだ?って聞いたら、もう必要ないから、彼女にでもあげてくれって。中見ようとしたら、慌てて中からなんか取り出してゴミ箱に捨てて…。気になったから、後から笠松が目を離してる隙にそれ拾ったら、これだったんだ。」
石田は紙袋を開いて、くしゃくしゃになった封筒を取り出した。
「後でよく聞いてみたら、ハッキリとフラれたわけじゃないんだ。アイツ、多分卯月さんには何も言ってない。」