君に恋していいですか?
とりあえず、今日は1日家にいると返信した。
“そちらに向かう前にまたメールしますね。
詳しい場所の地図を送ってください。”
梨花に言われた通り地図を送信し、志信はゴロリと仰向けになって天井を見上げた。
(卯月さん…どうしてるかな…。)
もうあきらめようと決めたのに、ふとした瞬間に薫の事を考えている。
あの日の薫と浩樹のキスシーンが、何度忘れようとしても頭から離れない。
(一人の時に家に入れたって事は、そういう事なんだろうな…。)
薫はきっと今頃、想い続けた人と幸せな時間を過ごしているのだろう。
どんなに手を伸ばしても、もう届かない。
この想いを伝える事はもうできないけれど、せめて薫の幸せを願いたいと思いながら、やっぱり今でもどうしようもなく薫が好きで仕方がない。
(心も体も、卯月さんの全部、奪っちゃえたらいいのにな…。)
“そちらに向かう前にまたメールしますね。
詳しい場所の地図を送ってください。”
梨花に言われた通り地図を送信し、志信はゴロリと仰向けになって天井を見上げた。
(卯月さん…どうしてるかな…。)
もうあきらめようと決めたのに、ふとした瞬間に薫の事を考えている。
あの日の薫と浩樹のキスシーンが、何度忘れようとしても頭から離れない。
(一人の時に家に入れたって事は、そういう事なんだろうな…。)
薫はきっと今頃、想い続けた人と幸せな時間を過ごしているのだろう。
どんなに手を伸ばしても、もう届かない。
この想いを伝える事はもうできないけれど、せめて薫の幸せを願いたいと思いながら、やっぱり今でもどうしようもなく薫が好きで仕方がない。
(心も体も、卯月さんの全部、奪っちゃえたらいいのにな…。)