君に恋していいですか?
「そうかな…そんな事ないと思うけど…あのさ…ひとつ、いい?」

「何?」

「薫って呼んでもいい?ずっと名前で呼びたかった。」

「うん、いいよ。」

「オレの事も、名前で呼んでくれる?」

「志信…?」

「そう。めっちゃ嬉しい。薫、好きだよ。」

志信は薫の頬に優しく口付けた。

「私も志信が好き。会えなくて寂しかった。」

「オレも、薫に会いたかった。あの人から薫を奪っちゃえたらいいのになって、思ってた。」

志信は薫をギュッと抱きしめて、優しく髪を撫でた。

「キスしたら、口紅ついちゃうかな?」

「そうかも…。」


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